ハヤシのパラダイス

東京駅を通る男女の"奇跡"のストーリーを描いた映画『すべては君に逢えたから』で、仕事に厳しい会社社長・黒山和樹を演じる玉木宏さん。高級スーツに身を包み、激しく部下を叱る半面、フレンチレストランで独りの夕食をとり、家でDVDを鑑賞することが唯一の息抜きという役柄。社会的地位はあるのにどこか寂しい独身の男を演じることで、玉木さん自身が感じた共通点。 そして"大人の男"ならではの考え方に迫ります。

今年も残り３カ月ですが、冬に向けて心が温かくなる素敵な映画ですね。

玉木：この時期に、人との関わりの大切さ、キラキラした心を感じ取ってもらえる映画を観てもらえることはうれしいですね。気づいたらもう秋ですが、冬にかけての独特の閉塞感や、寂しくなる雰囲気が心地よくて、僕はこれからが一番好きな季節なんです。もちろんファッションも楽しめる季節ですし、美味しい食材もたくさん出てくるので、いい事づくしですよね。次の年を迎える締めくくりの３カ月だとも思うので、今年も仕事をやりきりたいなと思います。

東京駅から始まる10人の男女のそれぞれの"愛"を描いたラブストーリーで、奇跡の出逢いをする男性を演じられましたが、いかがでしたか？

玉木：6つのエピソードで構成される作品なので、全体の物語の流れの中に途切れて自分が出てくる難しさがありました。その一瞬で印象づけていかなければいけないので、怒っているなら怒っていると、分かりやすく誇張して演じるようにしました。僕の演じる和樹は、最初は嫌な人間に見えますが、最後には人との出逢いで人間らしく変わっていきます。社長であるが故に相談する相手がいないので、彼は心がすごく寂しいんだと思います。そんな彼が、同じものに共感できる人の存在によって、心を開いていく姿を表せたらいいなと思って演じました。

やはり玉木さんも同じものに共感できる女性に魅力を感じますか？

玉木：そうですね。同じ趣味を共有できそうだと思うと、やはりポイントが高いかもしれません。きっとそれはつき合った後の想像をするからだと思います。昔は表面的な部分を見ることもありましたが、今は年齢的にも、一緒にいて居心地のよさを一番に考えるようになりました。20代半ばから徐々にそういった内面を見るような考え方に変わってきましたね。

なるほど。では内面の繋がりを大切にし、自分の気持ちに素直になるにはどうしたらいいと思いますか？

玉木：僕は素直になれないときは人と話さないようにしています（笑）。悩みを抱えていても自分で処理しようとしてしまうんですよね。自分のマインドがいいほうに動いていないときは、整ってから外に出るようにしているので、そういう意味では、和樹が独りでいる気持ちは理解できます。人に逢わずに悩みを隠すことのほうが簡単かもしれないので…。だから素直に生きられたらなとは僕もよく思いますよ。それに人の性格は、兄弟がいるかでも変わってきますよね。末っ子は甘え上手だったり。僕は長男ということもあり、しっかりしなきゃと思って、何でも独りで解決しようとしていますね。

人と話さないようにすることは意外ですね。俳優以外にもミュージシャンやカメラマンとしても活躍されているので、器用なタイプに見えます。

玉木：外に出ないで家にこもって人と話さないという意味ではなく、精神的な意味でなんです。外に出ることは仕事でも好きですから。俳優はもちろんほかの仕事も楽しいですし、器用に見えますが、生み出す大変さはありますね。１カ月撮影をしても、２時間の作品なので、わりに合わないような気もします（笑）。けれど、お客さんに作品が届く瞬間を目標にしていますので、できあがって観ていただいた時こそが僕の仕事の醍醐味ですよね。だから映画なら、普通に公開中に観に行って、お客さんの反応を見るようにしているんです（笑）

描述因透過東京車站而相遇的男女”奇蹟”的故事，電影『一切為了與妳相遇』(暫譯)當中，飾演在公事上嚴厲的公司社長-黑山和樹的玉木宏。黑山和樹總身穿著合身的高級西裝，工作時會嚴厲的斥責部屬，這樣嚴肅的他，卻是獨自在佛朗奇餐廳吃晚餐。而唯一能喘口氣的休閒娛樂僅僅為回家後觀賞DVD。雖有著崇高的社會地位，但是無論到那裡都是寂寞獨自一人的男人，像這樣的一個角色，玉木會思考自己本身有的共通點，再以”成熟男子”為思考的方向盡量貼近這個角色。

我曾認真的思考過

如果可以坦率地活得自由自在的話

今年還有三個月就結束了，這是一部會在寒冬裡讓心都溫暖起來的好電影呢。

玉木:在這樣的季節裡，呈現出與人相關的作品是十分重要的，如果可以拍出些讓人看了之後感受到內心閃閃發亮的事物的話，那真是件讓人無比開心的事呢。當發覺的時候才知道原來已經是秋天，冬天所帶來的獨特封閉感與寂寥感，那種氛圍其實會讓人覺得很舒服，目前冬天是我最喜歡的季節。當然也是可以愉快地享受時尚的季節，許多當季的美味食材也是冬季時令美味呢，感覺就是會發生很多美好的事呢。就因為距離明年的到來只剩緊湊的三個月了，所以今年的工作會更想好好地完成。    

描寫從東京車站開始的10位男男女女各種關於愛的情事，演出這樣一個發生了奇蹟似的相逢的男性，覺得有些什麼想法呢?

玉木:這部電影由6個小故事去串連，在一個接著一個的故事中，很難去將自己的角色單獨切割出來。就因為交叉出現的鏡頭往往只有那一瞬間，在幾秒內就要帶給觀眾強烈的印象，所以生氣的時候就會表現出非常生氣的樣子，不斷地做出令人較容易理解的誇張演繹。我所演出的黑山和樹，一開始看上去就是個令人討厭的人，但到最後，他會因為遇見了不同的人而開始有所改變。就因為他身為社長的緣故，連個可以談話的對象都沒有，我想在他的心中一定也是非常的寂寞。這樣的他，會引起共鳴的大有人在，所以會想要演出他敞開心胸的模樣。

所以讓你像這樣引起共鳴的女性，其魅力是在?

玉木:說得也是，如果可以的話我會想要二人之間有共同的興趣，就這點來說，可能期待過高也說不定。這種想法往往都是在想像二人交往後的想法。以前比較注重外在的因素，現在可能因為年齡的關係，開始覺得相處時的感覺良好才是比較重要的考量。20幾歲後就比較傾向徐緩地去感受內心層面的想法，再往這方面的想法去改變。

原來如此，所以內心的連繫是非常重要的，你覺得要如何將自己的感受坦率的表現出來比較好呢?

玉木:我是個既無法坦率，也無法跟他人說出內心話的人(笑)。如果有什麼煩惱也是會獨自煩惱著然後再自己處理吧。當自己的心無法好好的理出個頭緒時，為了重整心情，我都會外出去改變心情。

這麼說來，和樹獨自一人的心情我倒是可以稍稍理解。與其要與人見面時而拼命隱藏煩惱不讓人察覺到，那還不如獨自一人面對較為容易……。所以我覺得如果我可以活得更坦率會更好。

不過這就是每個人個性的不同，如果我有兄弟的話或許會改變也說不定，身為老么好像比較容易跟人撒嬌。但我是家中長子，要是不好好振作是不行的，所以一直以來都是獨自去解決所有的問題。

聽見你說自己很難跟外人訴苦真是讓我意外呢，在演員以外，歌手及攝影師等方面都很活躍，感覺你就是個八面玲瓏的人。

玉木:並不是一直宅在家中不外出跟其他人說話的意思，而是精神層面上較為內斂的意思。因為我喜歡外出工作，演員以外的工作當然也是很樂在其中，要是說給人感覺很八面玲瓏的話嘛，其實我有時也是會做些讓人出乎意料的事。

花了一個月的時間去拍攝出2小時的作品，若是不能拍出令人動容的作品不就……(笑)。但是，我的目標是觀看的人在看完這部作品後能獲得什麼樣的東西，能夠做到什麼樣的程度，這是我這份工作最引人入勝的地方。所以若是電影公開上映的話，我也會去觀看的，因為我會從中觀察客人看了這部電影之後的反應喔(笑)。

先不負責任翻譯一下

有空再來貼心得!!!!